婚活で高望みといわれる人の脱却方法

婚活を始めるとき、誰もが自分の理想はあるはずです。

あって当たり前です。

ただ、その理想の条件が厳しすぎると、高望みと言われてしまうことも・・・。

自分が求めている条件が果たして高望みなのか、具体的なケースを知り、実際に高望みなのであれば、その見直し方法を見つめなおしてみましょう。

婚活において高望みしているってどういうこと?

婚活で高望みしている状態には、昔でいう分不相応のお相手を求めているケースだけではありません。

そもそも自分の希望条件を満たせる人が少ない条件を挙げているケースも含まれます。

高望みには、ご本人の魅力の有無は必ずしも関係ないのです。

婚活で高望みとされがちなケースと平均値

婚活で高望みとされがちな条件であるかどうかを知るには、自分の希望条件にあてはまる人がどれだけいるのかを知っている必要があります。

自分の考える希望条件に当てはまる人がほとんどいないことが分かれば、どれだけ時間をかけてもその条件にあてはまる人を待ち続けるか、希望条件の範囲を広げるかしかありません。

自分の希望条件が高望みなのかどうか、全国、そして希望している地域の平均値と比較して考えてみましょう。

①身長

令和4年10月24日に文部省科学省が公表した「令和3年度体力・運動能力調査」によると、日本人男性の身長が最も高いのは、30~34歳の年齢層で172.34㎝メートル。

「よかった~、ちょうど希望年齢の人がいちばん多い理想の身長じゃない」と思われるかもしれませんが、これはあくまで全国の性別・年齢・身長を調べただけの結果です。

この30~34歳の男性が独身か、結婚願望があるか、どこの地域かはこれではわかりません。

②年収

結婚生活をするうえで、お金はとても大切な要素のひとつです。そのため、お相手に求める希望年収にこだわることはおかしいことではありません。

ただ、現実的な話になると、2022年最新の国税庁の民間給与実態調査によると、日本人の平均年収は441万円と言われています。

一般的に”平均年収”が使われますが、実は平均年収よりも”年収中央値”を見た方が、よりリアルにとらえられると言われています。

でも、「中央値って何?」という方が多いと思います。

平均値は、全体の数字を全て足して、足した人数で割った結果の数値です。

なので、平均値は飛びぬけて高い数値が計算に入ると、一気に数値が跳ね上がり、現実的な数字からかけ離れてしまうことがあります。

日本人全体の平均年収である441万円も、高所得者の年収が含まれている関係上、実際の数字からかけ離れている可能性が高いと思われます。

一方、中央値は、数字の高い低いを順に並べていったうち、真ん中の数字を見るので、世間一般の「真ん中」を表す数値になりやすくなります。

ですから、平均値と同じ数値を使用しても、高額・低所得者に引っ張られることなく、現実的な数字で収まります。

厚生労働省が2020年に公表している国民生活基礎調査の報告書によれば、全世帯の年収中央値は437万円とされています。

年収の分布をみてみると、低所得層の方に数値が集中しています。

年収は平均でみることも多いですが、この結果を見てみると、年収は”中央値”で判断した方がいいということがわかると思います。

統計の分布割合の計算では、年収100万円未満から中央値の300~400万円が45.8%です。

調査結果では、平均所得金額以下の割合が61.1%となっており、統計で算出されている年収より2人に1人が低い年収で生活していることになるようです。

③学歴

学歴は「気にしないです」とは言いつつ、意外とチェックされる希望条件のひとつです。

平成22年度の国勢調査によれば、30~34歳男性で最終学歴が大学である方は37.5%。

対して、同じ年齢層の短大・高専卒は14.6%、高校卒業者は40.9%(総務省統計局:平成22年度国勢調査)です。

学歴はただ単に学力の問題だけではなく、家庭環境、健康状況、目指す職種などによって変わると思います。

婚活で高望みをしてしまう理由は?

婚活で高望みをしてしまう理由に共通しているのは、お相手を条件でジャッジしようとする姿勢です。

これは、身長や年収だけでなく、年齢・居住地・職業にも同じことが言えます。

婚活は選ぶだけではなく、選ばれるものであることを忘れず、条件以外でもお相手の良いところを見つけようとして探してみると、本当に自分に合った人を見つけられるかもしれません。

過去の恋愛と比較してしまう

これまで交際してきた方や、忘れられない恋人がいる方などは、それが結婚に結びつかなかったのに、どうしてもその過去の人と比較してしまうこともあります。

過去の恋人が理想的なお相手ではなかったとしても、過去が美化されて、いい思い出しか残っていない。

またはその逆で、過去の恋人が条件面で結婚に至らなかった場合、「今度こそは良い条件の人を探そう!」という方もいます。

いずれにしても、過去は過去。

何らかの理由で結婚に至らなかったのですから、これからの婚活はまっさらな気持ちで検討することが大切です。

周りの目が気になってしまう

周囲の人のことを気にする気持ちが強い方は、婚活でも高望みしやすい傾向があります。

年収・学歴・職業・顔・身長・スタイルがいい方が、周囲の人に羨ましがられる事が多いのは当然です。

でも、長い結婚生活を送るのはあくまで当人同士です。いくらハイスペックや美人でも、相性が合わなければ結婚生活は続きません。人からどう思われるかよりも、自分にとって居心地の良い生活を送れるパートナーはどんな人かを考えましょう。

こだわりが強い

こだわりが強いと、当然ですが条件に当てはまる人の数が少なくなり、お相手がみつかりにくくなります。

例えば「お相手身長は175㎝以上」と特定の条件にこだわると、検索した時に174㎝の人は弾かれてしまいます。

絶対に譲れない条件がある方は『なぜその条件にこだわりたいのか、174㎝ではどうしてダメなのかを考えてみると、条件を広げられる可能性があります。

婚活で高望みすることによるデメリット

婚活で高望みすると、条件に合うお相手が見つかりにくくなるデメリットがあります。

全国で何万人もの人が「結婚したい」と結婚相談所に登録していても、希望条件の数が多くなればなるほど、それに合うお相手はどんどん少なくなりますよね。

それでも希望条件の人が見つかるまで頑張るという強い気持ちがあれば、それもいいと思います。

ただ、多くの方は心身への負担や、費用が増加してしまう可能性もあるので、場合によっては希望条件を少し広げる・ゆるめるなどの工夫もしてみてください。

時間がかかってしまう

自分の譲れない条件にこだわり過ぎると、それにばかり縛られてしまい、理想がさらに高くなってしまうこともあります。

希望のお相手に実際に会える機会が少ないと、比較対象が少なくなるので、「もっといい人がいるのでは?」と、条件の難易度が上がっていき、どんどん決めきれなくなり、婚活も長引き、自分の年齢も重なっていって、気がついたら、希望条件の人から選ばれない自分になってしまう・・・なんてことも。

自分が大切にしたい条件を知っておくことは、判断基準として大切ではありますが、絶対視しすぎないように気をつけましょう。

時間がかかっても完璧な条件の人と出会いたいのか、少し条件を広げて自分の決めた年齢までに結婚したいのか、どちらを自分の中で優先するのか決めることも大切です。

条件にあてはまる人がどのくらいいるかを知る

これまで挙げた身長や年齢のように、自分の希望条件に当てはまる人が現実どのくらいいるのかを、調べられる範囲で調べてみましょう。

地域によっても違いがあります。

年収や身長、学歴などのデータは国のデータで調べられます。

自分の条件に当てはまる人がほとんどいないとわかれば、条件を変更する決意も固まりやすくなるでしょう。

譲れない条件を絞る

高望みをやめるには、譲れない条件をひとつに絞る方法もあります。条件があればあるほど、全ての条件に当てはまる人を探すのは当然難しくなります。

条件をひとつだけに絞ることで、出会える方の数が増え、可能性が広がります。

一度は会うと決めてみる

一度は会ってみると決めてみることも大切です。

とは言っても、やみくもに会うのではなく、どうしても譲れない条件がない人とです。

実際に会ってみると、意外な共通点があって話が盛り上がったり、意気投合して結婚に至ったカップルも少なくありません。

たくさんの人に会うことで、お相手を見極める力を養われたり、今まで知らなかった自分の固定概念が変わることもあります。

婚活がサクサクと上手く進んでいる人には関係のない話ですが、なかなかうまくいかない、いい人と出会えなくて悩んでいるという人は、今いちど、自分の気持ちを確認してみましょう。

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