結婚相手の選びかた

「結婚はしたいけど、どんな人が自分に合っているのかわからない」

カウンセリングの際に、よく聞く言葉のひとつです。

どんな人を選べばいいのか、また、結婚前にチェックすべきことは何でしょう・・・。

~恋人と結婚相手の選び方には違いがある~

結婚相手は、一般的には結婚したら生涯を共に過ごしていく人です。

恋愛とはまた違った状況を意識したうえでの相手選びに、不安を感じる方も多いと思います。

恋愛と結婚では、お互いが一緒に過ごす時間に大きな違いがあります。

恋愛の場合は、相手と予定を合わせて、楽しい時間を過ごし、その時間が終わるとそれぞれのプライべートに戻れます。

そのため、一緒にいて楽しい、ドキドキする人を選ぶケースが多いでしょう。

結婚の場合、相手と生活をともにして一緒の目線・歩幅で歩んでいく必要があります。そのため、相手に対してドキドキなどの刺激よりも、一緒にいて落ち着く人、「安定」や「落ち着き」「穏やかさ」を選ぶケースが多くなります。

恋愛の延長線上に結婚があるのが理想かもしれませんが、恋愛時代はうまくいっていても、結婚を意識しだすと、価値観の相違や家族の問題などで、違いを感じるカップルも少なくありません。

では、結婚相手としてどこをポイントに選べばいいのでしょう?

■価値観を合わせられる

相手と自分の価値観がどれほど合っているか、どれほど合わせられるかが重要です。

価値観の歩み寄りができなければ、一緒に生活しても違和感を感じ、不満が溜まっていくでしょう。

離婚原因の上位に「価値観の相違」があるほど、価値観は重要といえますね。

ちなみにこの価値観とは、「生活リズム」「食事」「金銭感覚」「キャリア」「将来プラン」「他人との距離のとり方」など、物事に対する全ての考え方全般にあてはまります。

お互いそれぞれ育ってきた環境が違うので、まったく同じ価値観を求めるのは難しいです。

でも、先に述べた「生活リズム」「食事」・・・など、『ちょっと自分と違うな』と感じても、お互いを尊重し合い、歩み寄ることができるか・・それが結婚相手の判断ポイントになります。

『この場合はこうでしょ!』『絶対自分の考え方の方が正しい』と、お互いの価値観を完全否定しては、結婚してもうまくはいかないはずです。

■嫌だと思う部分でもカバーできる

どんなに好きな相手でも「ここはちょっとイヤだな」「ここは直して欲しいな」と思う部分はありますよね。

食事の仕方だったり、普段の口癖、仕事に対する考え方など・・・。

お付き合いしているときは、気になっても流すことができることもありますが、長い結婚生活となると、結婚前は許せていたことも、だんだん許せなくなることが多くなります。

相手の嫌だと思うところ、気になるところを、どこまでカバーして、受け入れられるかが結婚相手選びには重要です。

■将来のプランが似ている

将来のプランが、どのくらい合っているかも要チェックです。

結婚生活は何十年と長く続くと予想されるものなので、将来なりたい生活が一致するかはとても大切です。

「住居は持ち家か賃貸か」「子どもはどうするか」「どこに住むか」など、将来プランがあげられます。

今すぐのことだけでなく、何十年後かの生活も想像できるかもポイントです。

■お互いの家族との関係

結婚するとお互いの両親・兄弟・親戚と関わることもでてくるでしょう。冠婚葬祭だけでなく、年間行事、日常においても、相手の家族との距離感、関わり方の度合いの認識の擦り合わせは、かなり重要になってきます。

結婚は二人での生活と思っていても、相手が自分の家族との距離や、行動を共にする頻度が高い人であれば、それで離婚になることもあるほど、重要なことでもあります。

■信頼関係が築ける

結婚生活は、衣食住を共にする共同生活です。今は別居婚があったり、それぞれの時間を大切にする夫婦も増えてきています、 基本的には同じ家、家計、食事など、生活するうえで欠かせないものを共有するため、相手を心から信頼できるかもとても大切です。

少しでも相手に疑念を持つ要素があれば、結婚前にしっかり話し合いましょう。

パートナーを信頼できないと、疑い続ける生活になってしまいます。

そのほか、一日のルーティン、許容できる部屋の汚さ、食事の量や味付け、子どもへの教育方針、お財布は別々にするか、休日の過ごし方、趣味への没頭度などなど・・・。

相手を選ぶ前に、まずは自分はどんな毎日を過ごしたいのか、どんな未来にしたいか等を、再確認しておくことで、結婚相手を選ぶポイントが見えてきますよ。

結婚相談所ワースワイルは、札幌市を中心に、北海道全域、そして全国の結婚したい人を全力で応援いたします。