~結婚に必要なのは“安心”というドキドキとは違う感情~
結婚相談所でサポートをしていると、女性会員の方から本当によく聞く言葉があります。
「いい人なんですけど、ドキドキしないんですよね」
「悪くはないんですけど、ドキドキしなくて……」
「恋愛として好きになれる気がしない」
「優しい」「真面目」「誠実」なのに、なぜか“恋愛のときめき”を感じない
「話しやすいけど、恋愛感情がわかない気がして…」
この“ドキドキ”という感覚。
なぜ私たちは「ドキドキ=恋」と思い込んでしまうのでしょうか・・。
💓ドキドキは「緊張」と「不安」から生まれる
「恋愛ではドキドキする人がいい」と思う方は多いですよね。
ドラマや映画のように胸が高鳴る瞬間に憧れる気持ち、よくわかります。

でも、実は恋の始まりに感じるあの“ドキドキ”は、脳がストレスや緊張を感じているときに出る反応だそうです。
相手が何を考えているのか分からない。
自分のことをどう思っているのか分からない。
そんな“不確実な状況”では、脳内でアドレナリンやドーパミンが分泌されます。
これは「スリル」や「刺激」を感じたときと同じ生理反応。
つまり、ドキドキとは“恋の興奮”であると同時に、脳が不安定な状態にあるサインでもあります。
この高揚感は、研究によると半年〜1年ほどで自然に落ち着くといわれています。
(出典:Helen Fisher/米国ラトガース大学「恋愛の神経科学研究」)
ドラマのようなキュンキュンも悪くはありません。
けれど、それを「ずっと続けよう」と思うと、心も体もどこかで疲れてしまいますよね。
なので、実際に結婚生活を共にする相手を選ぶときは、ドキドキより“安心感”をくれる人のほうが幸せになりやすいのです。
🌿安心感は「信頼」と「安定」から生まれる
一方で、安心できる相手といるとき、
脳内ではオキシトシンやセロトニンが分泌されるそうです。
オキシトシンは「愛情ホルモン」と呼ばれ、
相手との信頼関係や、穏やかなスキンシップで分泌されます。
オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、親子や夫婦の絆を強め、相手といることでストレスが減少し、免疫力も高まることが知られています。
この状態では、心拍数も穏やかで、脳が“安全”と判断している証拠です。
ストレスを和らげ、心を安定させ、幸福感を長く保つ働きがあります。
つまり、「安心感のある人」とは、脳が“安全”と判断する相手。
一緒にいてホッとできる、沈黙も心地いい・・・
そんな相手との関係こそ、日常の幸せを積み重ねていけるのです。
夫婦関係研究の第一人者、ジョン・ゴットマン氏はこう述べています。
幸せな夫婦を長く続ける鍵は「情緒的な安定」と「信頼関係」である。
恋愛の“刺激”よりも、お互いに安心して弱みを見せ合える関係のほうが、長期的に見て満足度が高いことが多いのです。
💬まとめ:恋のドキドキは“点火剤”、安心感は“エンジン”
恋の始まりにはドキドキも大切です。
でも、結婚という長い旅を共に歩む相手には、安心して自分らしくいられる関係が欠かせません。
💡ドキドキは恋の点火剤(不安と緊張が生む一時的な恋の興奮)
💡安心感は愛を長く走らせるエンジン(信頼と安定が育てる長期的な幸福)
「一緒にいてホッとする」関係こそ、本当の幸せを静かに育てていきます。
ドキドキが悪いわけではありません。
ただ、それだけを“恋の基準”にしてしまうと、長く寄り添える相手を見失ってしまうこともあります。
恋も結婚も、本当に大切なのは「心の安定」。
“落ち着く人”は、あなたを大切にしようとする人。
“ときめき”より“心の安らぎ”や”じんわり温かい安心感”を感じる出会いを少し意識してみてください。
そんな人こそ、あなたの人生を穏やかに照らすパートナーかもしれません。
”安心できる恋愛”は、刺激が少ないように見えて、本当は心の深い部分を満たしてくれます。
結婚生活は、長く一緒に過ごす日常の積み重ねです。
毎日の中でストレスを増やす相手よりも、脳が“安心できる”と感じる相手の方が、自然に優しくなれ、支え合う関係が続きます。
心理学的にも、夫婦満足度を高める最大の要因は「興奮」ではなく「情緒的な安定」と「信頼関係」とされています。
(出典例:John Gottman/夫婦関係研究・ワシントン大学)
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