婚活を始めると、大多数の方は様々な悩みがでてきます。

中には、楽しくあっという間に婚活終了(=ご成婚)という方もいますが、そういう方は少数だと思います。

その悩みの中でも多いのが「悪い人ではないけど(いい人なんだけど)、なんかピンとこないんです」というお悩み。

お見合いしても、交際になってデートをしても「ピンとこない」とお断わりをしてしまう。

「このまま会い続けてもピンとくる人に会えるのだろうか?」という疑問と不安で、会う事に消極的になっていく・・・。

でも実は、この「ピンとこない」というのは、お見合いや、初回デートでは自然なことなんです。

自然恋愛であったとしても、お見合いでも、衝撃的な一目惚れでもない限り、出会って数時間や、1~2度会った人に「ピン」とくることは難しいはずです。

男性は、初対面で女性の容姿や、ある程度の話しができると、結婚はともかく、交際を進めるかはわりと即決できるようです。

一方で女性は、男性の会話内容はもちろん、かなり多くの言動を瞬時にチェックします。

そして、今までの自分の過去の経験と擦り合わせて、考え込んでしまう・・。

ピンとこないことで、お断りをして、一歩後退するだけならいいのですが、婚活はまたお相手探しからのスタートになります。

それが何度も振り出しに戻ると、だんだんしんどくなっていきますよね。

結婚相談所の活動は、

お見合い→プレ交際(仮交際)→真剣交際→成婚

と進んでいきます。

すでに結婚相談所で活動されている方だと、お見合いの次に”プレ交際(仮交際)”になるのはご存じだと思います。

この”プレ交際(仮交際)”の定義としては『お友達・知り合い』です。

まだお見合いの約1時間程度話しただけのお相手です。

しかもお互い緊張したり、その日のコンデションも様々な中、1時間お話ししただけ。

もちろん、お見合いの1時間で、意気投合したり、とても好感を持つという方もいらっしゃいますが、プレ交際(仮交際)に進もうとする理由の中には「絶対無理というところがなかったから」「よくわからなかったから」という方も少なくないですし、私も判断基準の中にそれも考えていただいています。

なので、可もなく不可もないお相手と、いきなり親しく交際・・ということにはならない方が自然なのですが、その「可もなく不可もない」お相手と何回か食事したり、会っていくことに、だんだん疑問を感じてしまい「ピンとこない」となるんだと思います。

では、どうして成婚して、結婚していく人がいるのでしょうか?

それは、友達・知り合いから始まったお相手と、連絡を取り合ったり、会って一緒に食事をしたり、行動を共にしていくことで、いつの間にか気づくと「一緒にいても疲れない」とか「お見合いの時には知らなかった共通項を見つけた」や、「初回の食事デートでは何とも思わなかったけど、次のドライブデートで相手の気遣いが嬉しかった」など、コミュニケーションをとっていくことによって、ただの友達・知り合いから、だんだんと恋愛に変化していくのです。

ただ、プレ交際(仮交際)の間は、お互いに他にもプレ交際の方がいるかもしれないので、一般的な1対1の交際になるために「真剣交際」へと進み、より強く結婚相手として意識をして、交際を進めるのです。

相手のちょっとした失敗が許せなかったり、「こうあるべき」と決めつけてしまったり、相手に求めることばかりというように、今までの自分ルールでしかない価値観をお相手に押し付けていく方は、婚活を長期化させる要因となってしまいます。

自分の価値観とぴったり合って、今の自分をそのまま認めてくれる人がいい・・・という気持ちはよくわかりますが、きっとお相手もある程度同じ気持ちで活動されていると思います。

人間ですから、長所も短所もたくさんあります。

お相手の短所や物足りなさだけを見るのではなく、それ以上にお相手の長所を見ようとする方や、感謝の気持ちを持っている人(会う時間を作ってくれてありがとう・会いにきてくれてありがとう・いろいろな話をしてくれてありがとう・・など)は、「ピンとこない」ということで悩むことはないでしょう。

そういう方は、例え交際となった方と成婚に至らなくても「ピンとこなかったから」ではなく、それはこれからの人生を共に歩んでいくということを充分考えた中で、決定的な「違い」や「難しさ」を、きちんと理由として伝えられると思います。

理想の異性像にこだわるあまり、現実とのギャップに向き合えずに、本当は目の前にいい方がいるかもしれないのに、その良さを知ろうとしないのはもったいないですよね。

婚活は、決定を先延ばしにし過ぎると難易度が上がることもあります。

年齢が上がるほど、お相手から選ばれづらくなるという現実があるにも関わらず、過去の恋愛や、想像だけの理想の相手と比べて、より条件のよい相手を追い続けると泥沼化してしまいます。

最初はピンとこなくても、あとから振り返れば、実はダイヤの原石かもしれません。

友達の配偶者を見ると、美男美女の組み合わせではないのに、羨ましいほど幸せそうなご夫婦がいるのは、ダイヤの原石を上手に磨いたのだと思います。

生理的に無理な相手でなければ(最初は生理的に無理と仰ってた方が、成婚した例もありますが)、そして「結婚したい」という気持ちがあるのなら、是非積極的に自分を開示して、お相手を知ることに時間をかけてみましょう。

結婚相談所ワースワイルは、札幌市を中心に、北海道、そして全国の ”結婚したい” ”婚活で悩んでいる” 人を全力で応援いたします!