婚活しているのになかなか上手くいかないという人でよく見られるのは、結婚を「現状の自分を変えてくれるもの」または「現状の自分を全く変えたくない」と考えている人・・・。

「ずっと一緒にいたいと思える人と一緒に人生を歩みたい」という前向きな気持ちはあるものの「今の生活から少しでも良くなりたい」「将来の不安から逃れたい」と考えていると、結婚が「こうあるべき」「こうでなければいけない」という強い理想を求めてしまう傾向になってしまいます。

そういう人は、まず紙にあなたが”結婚したいと思う理由を3つ”書いてみてください。

その時は、あくまで正直に本音で書いてみましょう。

そして、その本音で書いた自分の”結婚したい3つの理由”を、これから婚活で出会う相手に見せると想像してみましょう。

それを見た相手は「そういう理由で結婚したいのですね。嬉しいです。そういう理由の人と結婚したかったです!」と思える内容となっているでしょうか?

もし、そこが一致していたら、結婚に対する価値観が合っている人でしょう。

でも、自分の理想を一方的に相手に求めて、それを達成しようとしているものであれば、相手は過度な負担感を感じてしまうかもしれません。

どんな結婚をしたいか理想を持つこと自体はとてもいいことです。

「こうあるべき」「こうでなければいけない」という理想は、自分の価値観や過去の経験の積み重ねで成り立っていて、あなたがなりたい姿だと思います。

それは一人で生きていく決断をした時には、あなたを支えるものになってくれると思います。

でも結婚は、『二人で作っていくもの』です。

結婚して新たに出てくる相手の不満や文句も、二人で共有して『幸せを作っていく』のだと思います。

自分の結婚に対する思考が「依存」や「相手を同調させたい」であったなら、それを『共有』に変換させなければ、婚活・結婚はなかなか上手く進まないでしょう。

実際に結婚している人の多くは、100%同じ価値観や、同じ思考、同じ好みではなく「結婚前の理想とは違ってる」と笑いながら仰います。

いくつか違うところがあっても、先に書いた「結婚したい理由の3つの理由」の最低ひとつが合っている人であれば、意外と難しくないはずです。

お互いの理想に完璧でなくても、二人で寄り添いながら、ゆっくり成長して育てていけばいいのです。

例えば、最初からモデルルームのように完璧に家具などが整えられた空間は素晴らしいですが、二人でお気に入りの椅子やテーブル、食器などを買い揃えて、少しずつ快適な暮らし、生活を作っていくことも、日々の気づきが楽しさがあり、それが二人の思い出や歴史にもなっていきます。

結婚が暮らしを共有することだということがわかると、結婚のために完璧なものを探し続けるという思考から解放され、自分らしい結婚を考えていけるようになると思います。

知らず知らずの間に、相手にも自分にも完璧を求めてしまい、完璧でないと結婚できないという固定概念にとらわれてしまうと、自分では気づかないうちに相手と自分のハードルを高くしてしまうかもしれません。

せっかくいいと思っているところがあっても、他の足りないところばかり気になってしまう悪循環に陥ると、いつまでたっても本当の意味での相手とのスタートラインに立つことができません。

婚活は結婚相手を探す活動ではありますが、あなたが一方的に自分に合わせてくれる理想の人を選ぶだけのものではなく、何か違いがあっても許せたり、その違いを面白いと思えたり、認め合えたりということも、大切な選ぶ基準であるはずです。

そして、あたり前ですが、自分もたくさんのライバルから選ばれる立場であるという現実も忘れないで欲しいと思います。

結婚相談所ワースワイルは、札幌の結婚相談所として、また、北海道の結婚相談所、そして全国の結婚相談所として、「結婚したい」「結婚を考える」「婚活で悩んでいる」という人を、全力で応援いたします!