私もつい最近、この言葉を知ったのですが・・・。
『現状維持バイアス』
現状維持バイアスとは・・
現在の状況より好転するとわかっていても、変化を避け現状維持を選ぶこと。
バイアスは誰しもが持っているものだと思いますが、意識するかしないかで、知らないうちに日常生活、そして自分自身の成長や、可能性を妨げている可能性があります。
現状維持バイアスは、今から30年以上前に経済学者の「意思決定による現状維持バイアス」によって提唱されたものとされています。
『バイアス』とは「先入観」「偏見」という意味。
誰もがこれまでの経験や生活習慣によって、自分が意識していないバイアスを持っているはずです。
バイアスは誰もが持っているものだと思いますが、無意識のうちに自分の成長や可能性の弊害になっていたり、人を傷つけている可能性もあるようです。
なので、バイアスを認識することは、日常生活はもちろん、婚活にも重要なのでは・・・と思うのです。
そもそも、日常生活で陥りやすい現状維持バイアスには何があるでしょうか?
①いつも同じメニューを注文する
よく通っているカフェで、期間限定のメニューが販売されていたとしても、「それを注文してハズレだったら勿体ない」「期待を裏切られて後悔したくない」と思い、いつもと同じメニューを注文することは、現状維持バイアスです。
②同じ席に座る
通勤の時の電車やバス、休憩時間などに、いつも同じ席に座ったり、同じ席が空いていなくて不安になったりすることも、現状維持バイアスです。
③サブスクを解約しない
今はいろいろ便利でお得なサブスクがたくさんありますが、気がつくと殆どつかっていないものなのに「来月になったら使うかも」と思い、なかなか現状を変えずに、契約したままということもあるでしょう。
④いろいろな不都合や不満やストレスがあるのに転職できない
昇給などは殆どない・サービス残業・人間関係・遣り甲斐を感じられないなど、この先改善の見込みは感じられないのに、運よくスムーズに転職が決まったとしても、「新しい職場でうまくやっていけるだろうか」「また一から仕事を覚えるのは面倒」などと考えてしまい、行動ができないのも現状バイアスです。
では、この『現状バイアス』をどうしたら外せるのでしょう?
1.現状バイアスを認知する
まずは、自分自身の現状バイアスを認知することです。
バイアスは無意識に感じるものらしいので、自ら意識しない限り、認知するということは難しいようです。
ひとつの選択を迫られたときに、「現状維持は本当に自分のためになるのか?」と自問自答してみましょう。
2.具体的物事で考えてみる
「絶対結婚した方がいいよ」「今の生活をかえた方がいいよ」と言われても、ぼんやりとはそう思っていても、なかなかピンとこないと思います。
結婚した場合、現状維持と比べてどのくらいのメリットがあるのか、具体的な数字やシチュエーションで考えてみるのです。
例えば、「結婚したら世帯収入はどのくらいになるのか?」「自分が予期せぬ病気になった時、どうやって生活していくのか」「両親や兄弟がいなくなった時に孤独感を感じないのか」 「定年退職後、どういう生活をするか」など、5年・10年・20年後の自分を具体的に想像してみましょう。
3.第三者からアドバイスをもらう
自分で判断すると、なかなか決断できずに時間だけが過ぎていきます。
家族といった身近な存在だと反発してしまう可能性があるので、カウンセラーやアドバイザーなど、客観的な立場でアドバイスを提供してもらうのもいいと思います。
『現状維持』というのも決して悪いことではありません。
でも、それは心の底から今の状況に満足している時。
少しでも、「こうなりたい」「あんな風にしてみたい」というものがあるのなら、現状バイアスを外す努力をしてみましょう。
そうでなければ、文字通りずっと現状のままか、それ以下になってしまうかもしれません。
変化を求めて行動してみても、なかなか思い通りに進まなかったり、辛い思いをすると「やっぱり変えなければよかった」「前の方が楽だった」と思うことがあるかもしれませんが、きっとそれは、一瞬だと思います。
少し時間が経つと、「やっぱりあの時やり続けておけばよかった」「もう少し頑張っておけばよかった」と後悔してしまうのでは?
でも、それに気づいた時には、年齢や周りの環境が変わって、また前とは違う決断をしなければいけなくなっているかもしれません。
人の気持ちは変化していくものです。
でも、精一杯頑張った結果には後悔はしないと思います。
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